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アカシックファイル特別編:富田メモに始まる日本国存亡の危機! 3

から続く・・・


「金印というと、漢委奴国王とかいうアレですか?」

「なんだ? 誰がそんなことを言った? 『天皇御璽』と『大日本御璽』の方だ。 お前また俺の本を読んでいないな」

「『七つの金印―日本史アンダーワールド』ですよね? 読みました、けど、そんな天皇ナントカなんて載ってましたっけ?」

「そういうのはな、読んだとは言わないんだ。 眺めたと言う」

明石先生は傍らの本棚からその本を抜き出して拡げた。

「ほらここだ」

「あ、ここは難しい漢字がいっぱい並んでいたし、ストーリーに関係ない部分だと思って飛ばしていました・・・」

「あのな、お前・・・、ここが一番大事な所じゃないか。 このページの前半までは小説で架空のものだが、その後の部分は事実なんだ。 仕方ないな、簡単に解説してやろう。

日本の印制は、すでに大宝元年(701)の大宝律令に明記され、養老二年(718)に公布された養老律令の公的注釈書『令義解(りょうのぎげ)』には内印(天皇御璽)方三寸(86ミリ)、外印(政府印)方二寸半(72ミリ)とある。
つまり、天皇は政府より上位だということを、天皇御璽の大きさで表しているんだ。 大日本国璽も当然天皇御璽より格下になる。

我が国の歴史上、天皇御璽と同寸、もしくは大きな印が存在したのは『豊臣』と刻した88ミリの豊臣秀吉の金印があるのみだ。 もちろん、天皇崇拝者であった秀吉は、この過ちに気づくとすぐに鋳つぶしている。

しかし明治四年、明治の元勲達は、あろうことか天皇御璽よりも大きな大日本国璽を作ってしまった。 この辺りの詳しい経緯は本に書いてあるが、大まかに言うとこうなる」

「たかがハンコのような気もしますけど・・・」

「それは違う。 今日においても、天皇御璽より2ミリ大きい秀吉の金印を『自分の力は天皇よりも大きい』と天下にアピールするためという説もあるほどで、この問題は軽く見るべきではない」

「でも、たった2ミリですよね・・・?」

「そうだ。 天皇御璽よりも大きな印はそれ程の意味を持つんだ。 にもかかわらず、明治初頭の大日本国璽は、当時の天皇御璽よりも9ミリも巨大に作られた。

ひょっとすると、唐尺と曲尺の解釈を単純に間違えたのかも知れないが、当然元勲達の間で大騒ぎになった。 だが明治の元勲達はその事実をひた隠しに隠した。 そしてその失態を隠すために取った策が、双方の印を同じ大きさに揃えて改刻するという、更なる誤りを犯すものだった。

天皇御璽の格を下げ、大日本国璽の格を上げる、そして、これがいつしか天皇をも恐れぬ軍部や政治家が跋扈することに繋がり、それが大東亜戦争を引き起こす原因となった」

ちなみに、「七つの金印」において、明石先生が提唱している新しい印制は、天皇御璽 106ミリ、大日本国璽 91ミリ、日本政府之印 76ミリとなっている。

「ああ、そういう風に繋がるのですね。 やっとわかりました。 結局、天皇を蔑ろにして、増上慢に陥った政治家や軍部が諸悪の根源ですか・・・。

政治家や軍部が権力を握ったと思いこんでしまったが故の奢り高ぶり、とても人間的な感情といえばそうですが、これがある限り、戦争の種は消えないですよね。

・・・なんか、今の状況にとても似ていますね。 政府は天皇を蔑ろにし、靖国問題でさらにそれを進めようとしている。 このまま行くと・・・」

「ああ。 過ちがまた起こらねば良いが。

専守防衛思想であった神国思想を勝手にねじ曲げて解釈し、戦争に打って出たあの時とよく似ている。

先頃、北朝鮮がミサイルを撃っただろう。 あれだって、日本政府は国民を良いように操るために利用しているからな」

「でも、北朝鮮のミサイルは日本を狙っていると・・・」

「北朝鮮のミサイルは、スカッドは韓国、ノドンとテポドンは北京と上海がターゲットだ。 そんなことは、この国の政治家だって先刻ご承知の事さ。 知らぬは国民ばかりなり、だ」

「じゃあ、何故、日本海に向けてミサイルを発射するのですか?」

「他に着弾させる場所がないからじゃないか。 地理的に見ても、海上以外に着弾させる場所はない。 本当の目標である中国・韓国に着弾させるわけにはいかないだろう」

「韓国についてはわかりますが、しかし、中国と北朝鮮は同盟国だったはずでは・・・」

「そう考えるから間違える。 中国は北朝鮮を恐れているし、また、北朝鮮は中国を恫喝している。 世界中で、中国と最も仲の悪い国は北朝鮮なんだ。 その証拠に、先日の中国の説得にも北朝鮮は応じることがなかっただろう。 中国が同盟国でさらに立場が上なら、何が何でも言うことを聞かせているさ」

「そういえば・・・」

「政府の情報操作に引っかかるなよ。 ディスインフォメーションを流すのは外国だけとは限らないからな」

「情報操作といえば、今、富田メモから始まって、靖国神社の分祠論が盛んに言われていますが、これもそうなのですか?」

分祠など絶対にダメだ!

「世間では分祠すべしという意見が多数を占めるようですが・・・」

「駄目駄目、それは絶対にやってはいかん。 やったが最期、もっととんでもないことになってしまう」

「は? とんでもないこと・・・ですか?」

「全国にナントカ神社という同じ名前の神社が沢山あるだろう。 あれは元々一つの神社の御祭神を分祠している。 だが、そうして分祠をすると、元々の最初の神社、官幣大社(かんぺいたいしゃ)だな、ここの御祭神が本燈になる。

つまり、靖国の御霊が分祠されることによって、A級戦犯の御霊は完全本燈という形で立証されてしまうから、分祠は絶対にやってはいけない」

「あの、そこのところ、よく分からないのですが・・・」

「本燈になるとは、つまり、大本の本物の神様になるということだ。

今は靖国には本燈がない。 すべての御霊は平等にあるという事だが、これを分祠した途端に選ばれた神が生まれてしまうということだ」

「本物の神様ですね? 天照大神とかと同列の・・・」

「そうだ。 だから分祠など絶対にしてはならない。

しかし、だ。 もし本当に分祠をするというなら、方法は一つだけある」

「靖国神社は、全ての御霊を一座で祀っているんですよね、普通は一柱一座でお祀りするのに。 だから御霊が混合しているので分けることが出来ないというのを聞いたことがあります。 分祠など、できるのでしょうか?」

「国家祭主である天皇なら、それができる」

「ああ!」

「ただ、それをするには順番がある。

1,まずは靖国神社が国民護持宣言は間違いであったと自己総括をし、しかる後、国家護持に戻す。

2,そして天皇に上奏し、国家祭主としてお迎えをする。 神が降臨された天皇ならば、混合された御霊を八尺瓊の勾玉の霊力を以て識別することが出来る。

3,そしてA級戦犯の御霊が識別され、天皇の掌中にある時に、靖国に残った本燈を廃祠する。 いいか、ここが重要だぞ。 廃祠をしなければ、本燈になってしまうからな。

4,その後、七人の御霊を、先帝陛下が望んでいた形でお祀りする。

ということになるのだが、ここでまた問題がある。

こと東条英機に限っては、『朕にとってはまごう事なき臣であった』という陛下の御言葉からも分かるとおり、一柱一神でお祀りすればよいのだが、他の六人の方はどうなされるおつもりであったかが分からない、ということだ」

「ははあ、そこでまた勝手なことをするわけにも行きませんものね」

「どちらにせよ、我々が勝手に行えるものではない。 だから、政治家やマスコミがいくら分祠だ何だと騒ごうが、そんなものは机上の空論にすぎない。 そんな現実性のない議論など、するだけ無駄だ」

「やっとわかりました。 つまり、外野が何を騒ごうが、関係ないということですね。  戦犯合祀の際も、天皇を無視して国民や政府が勝手に騒いで、そして今こんな事態になっちゃっているわけですから。 そして今、靖国問題で騒げば騒ぐほど、天皇を蔑ろにしている事になる。

原理原則を無視して勝手な解釈をしてしまうから、後々こんがらかって、訳が分からなくなるんですね」

明石先生は無言でコーラを飲んだ。

「これから日本はどうなっちゃうんでしょうか? 小泉さんも9月には辞めちゃうし」

「源氏と平家が天皇を護っていたという話をしたが、その後保元の乱、平治の乱を武力で抑えた平清盛の出現により、平家方の力が圧倒的に強くなると、いつしか武士の本分たる『赤穂の理・武家の大儀』を忘れ、天皇家を蔑ろにし始める。 いつの世も同じだな。

一方の源家は『白穂の理・武家の大儀』を忠実に守り続け、やがて地方の武士団は皆、驕り高ぶった平家を見限り、雪崩を打つように源家側へと加担していくんだ。 やがて平家は没落し、「白穂の理」を忘れなかった源家の世となる。 これが『奢れる平家久しからずや』ということだ。

明治の元勲達も、驕り高ぶって戦争を引き起こしたあげく、日本国は多大なダメージ受けて、戦争に負けた。

それらの歴史を紐解けば、今、そして今度どうすればいいのかが分かるとは思わんか」

「つまり、今まで天皇家を蔑ろにして、栄華を誇った者はいないということですね。 そう考えると、今という時代は激動の時代なんですね。 いや、全然気づきませんでした・・・。

こういう時代に生まれたことに、何か不思議な因縁すら感じますね」

「お前はどうして俺の話をブログになんぞに載せたいと思ったんだ?」

「明石先生の説が一番筋が通っていると思いますし、だったら、それを広めないと、と思ったんです。 先生の説明を待っている人って、きっと沢山いますよ。 明石先生、この頃表に出てこようとしないから」

「お前な、人のことはどうでも良いから、早く自分の作品を書けよ」

「今こそ明石先生の説が必要なのだと思うので、これはやらせてください」

明石先生は静かに頷いた。

「神国日本が今後どうなるか、それは俺たちが決めることではない。 ただ、天皇という神が途絶えた日本に未来があるかどうかだけははっきりしている。 そして、今現在、我々はその分岐点にいるわけだ。 そして、この9月には、どういう選択がなされたのかが示される」

「日本国民がすべきなのは、秋篠宮紀子妃殿下のご安産を祈願し、次に胎中天皇であられると信ずる、ですね。 そして、皇嫡孫が誕生したとき、そこで初めて平成の御世に日本万歳が訪れる、と」

明石先生の事務所を辞し外に出ると、空一面に美しい夕焼けが拡がっていた。

赤い夕焼け空に、所々白い雲が浮かんでいる。

思わず笑みがこぼれた。







インタビュー&再構成:児玉真澄
(文中の誤字脱字は、すべて児玉真澄に帰します)




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番外:無条件降伏について

「先生、無条件降伏というところに、色々ご意見を頂いているのですが」

「何だ、意見って。 まさか日本は無条件降伏などしていない、とか言ってきてるんじゃあるまいな」

「いえ、その通りなんですけど・・・」

「日本が無条件降伏したのは、世界的な常識だぞ?」

「私も学校でそう習って、そのままそう思っていたのですが・・・」

「ポツダム宣言において、大日本帝国陸軍で調印しているから、日本国としては負けていないとか、無条件降伏ではないという意見は昔からあったが、・・・今時、右翼だってそんな事言わないぞ」

「ええ〜っと、でも、ネットでは無条件降伏ではないという意見も多いようですよ?」

「あのな、世界の近代史では、ドイツと日本は無条件降伏したと定義されているのに、そんなことを言って始まらないだろう」

「はあ・・・、でも、無条件降伏ではなかったと考えたいには考えたいですよね・・・」

「考えたいって、お前・・・。 小説なら良いが・・・。

仕方ない、順番を追って説明してやる。

1,1945年7月26日 ポツダム宣言。 これは13項目からなる、日本に対する英米ソからの降伏勧告だ。

2,7月28日 しかし鈴木内閣は、この勧告に対し「黙殺という拒否手段を取る」と発表。

3,米国はこの黙殺発表に対し、8月6日 広島、8月9日 長崎へ原爆投下。 ソ連もまたこの黙殺回答に対し、8月8日に対日戦線を実行。

4,日本政府は天皇制の維持を条件に「受諾」と通告するが、時すでに遅く、連合国側は容認せず。 8月14日の御前会議で、先帝陛下は、ポツダム宣言の無条件での受諾を決定。 → 「=無条件降伏」

5,アメリカ国防省は、バーンズ回答文の受諾を無条件降伏と確定。

これを否定する歴史認識は、歴史学において成立しないよ」

「じゃあ、『黙殺という拒否手段』なんて言い出さなければ良かったんですね? それで余計怒らしちゃった・・・」

「そうだ」

「なんでまた、『黙殺という拒否手段』なんて言い出したんですか? もしかして、イケイケドンドンで、言っちゃったとか」

「軍部は、まだ勝てると思ってたんだろうな」

「はあ・・・」

「これが事実だ。 これがわかっていないと、それから後の歴史認識が全部間違ったものになってしまうじゃないか」

「では、これを追加という形で載せておきます」

at 12:25, Cool., 政治

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-, 2006/08/12 1:55 PM

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